パートナー対談【ZENSHIN CONNECT×SQUEEZE】(後編)~地域の魅力を発信し、北海道全体を活気づけたい ~
SQUEEZEは、ZENSHIN CONNECTとパートナーシップを締結し、元プロ野球選手・地域活性化活動家である杉谷拳士さんがSQUEEZEのアンバサダーに就任したことを発表いたしました!
北海道を拠点に創業したZENSHIN CONNECTとFビレッジを軸に北海道でのビジネスを拡大するSQUEEZE。地域を元気にする取り組みについて、ZENSHIN CONNECT代表の杉谷拳士さんとSQUEEZEのCEO舘林真一が語り合った、特別パートナー対談の後編をお届けします。
<前編はこちら>
■ 旅行スタイルや働き方など、さまざまな物事が変化している
――北海道の取り組みということで、何か最近地域との関わりで印象的なことはありましたか?
ZENSHIN CONNECT代表・杉谷氏(以下、杉谷):ZENSHIN CONNECTを創業してから、北海道のさまざまな市町村を訪問しました。その中で実感したのは、いま自治体主導でデジタルを活用した新しい取り組みが進んでいることです。例えば、北海道清水町ではAirbnbと連携協定を結び、空き家を民泊として活用する「まちまるごとホテル」という取り組みを進めています。さらにスキマバイトサービスのタイミーと連携して、人手不足の解消や移住・定住促進の取り組みも行っています。
町外から旅行者や働き手を呼び込むためには、従来であればWebページを作成したり、高額なプロモーションを実施したり、いくつもの施策が必要でした。しかし、Airbnbやタイミーのようなプラットフォームを活用することで、情報を掲載した瞬間に世界中に発信でき、効率的に人を呼び込むことが可能です。
SQUEEZE代表・舘林(以下、舘林):スポットワークやスキマバイトなど短時間労働の仕組みは、働き方の変化という観点で、現代のニーズに非常にマッチしていると感じます。たとえば、私たちがホテル運営で人手が足りないときや単発の仕事を依頼したいとき、タイミーを使うとものの数分で応募が来るんです。空いている時間を活用する働き方に、こんなにもニーズがあるのかと驚かされます。
■ 北海道が持つ多彩な可能性を発信し、発展させたい
――2025年に向けて、お2人の目標についてお聞かせください。
杉谷:北海道の魅力を世界中に発信するために、SQUEEZEと共に活動できたらと考えています。特に、北海道の各自治体と連携して地域の魅力を広める取り組みを進めたいですね。野球を通じて、北海道全体の経済がさらに活性化することを目指しつつ、プロ野球選手を目指す高校生や子どもたちが、継続して野球に打ち込める環境も整えていきたいです。
また、エスコンフィールドをきっかけに、多くの方々に北海道を訪れていただき、その価値を感じてもらえればと思います。その結果、移住を考える人々が増え、50年後には北海道が東京を超えるほどの発展を遂げることを夢見ています。それが私なりの恩返しになるのかもしれません。
舘林:北海道は、四季の変化や雪景色といった素晴らしい自然環境が豊富にあり、それ自体が大きな魅力です。移住してくる方々や海外から訪れる旅行者にとっても、北海道は新しい魅力を発見できる場所になると信じています。そのポテンシャルは非常に高いと思います。
杉谷:おっしゃる通りです。北海道には無限の可能性がありますよね。例えば、スポーツに関して言えば、プロリーグがすべて揃っているのは北海道だけです。野球、サッカー、バスケットボール、バレーボール、さらにウィンタースポーツまで、年間を通じて多彩なスポーツを楽しめるのが北海道の大きな魅力だと思います。
■ デジタルの力で延泊・アクティビティ利用を後押しする仕組みづくりを
舘林:SQUEEZEでは現在、ファイターズ スポーツ&エンターテイメント(以下、FSE)と協力しながら、デジタルを活用した新しいオンライントラベルエージェント(OTA)事業に取り組んでいます。これはインターネット専業の旅行代理店である、既存のOTAと異なる形での挑戦です。
私たちの強みは、エスコンフィールドを訪れる多くの方々の利用傾向や、関連するWebサイトへの豊富なアクセス数といったデータを基に、ニーズを的確に捉えたサービスを展開できる点にあります。これに加えて、FSEが持つ豊富なコンテンツと連携することで、これまでにない新しいOTAの形を実現できると考えています。
その第一歩として、Fビレッジ内のホテルだけでなく、周辺の宿泊施設も一括して予約できるサービスを展開しています。たとえば、新千歳空港直結のポルトムインターナショナル北海道やラ・ジェント・ステイ新さっぽろなど、多様な施設を取り揃えました。2024年のパーソナル クライマックスシリーズでは、試合観戦チケットと宿泊をセットで予約できるようにしたことで、大変好評をいただきました。
杉谷:それはとても便利な取り組みですね。旅行者にとっても、ワンクリックで試合観戦と宿泊が同時に予約できるのは理想的です。
舘林:さらに、Fビレッジでは野球観戦だけでなく、ボーネルンドが運営する子ども向けの遊び場や、自然を活かしたADVENTUREPARK、2024年12月にオープンしたICE PARKなど、さまざまなアクティビティが楽しめます。これらを一つのサイトでまとめて予約できる仕組みを構築していきたいと考えています。
また、AIを活用して、スムーズな交通手段の提案や旅程の最適化を実現し、ネットショッピングのような感覚で旅全体をデザインできるサービスを目指しています。このような新しいOTAの取り組みを通じて、北海道の魅力をさらに広く発信していきたいと思います。
杉谷: 旅の計画がもっと楽しくなる未来が見えてきますね。これまで点在していた予約サイトを一つにまとめることで、旅行者の負担が大幅に軽減されるだけでなく、計画そのものがわくわくする体験になりそうです。
■パートナーシップを通じて地域の活性化を目指して
舘林:私たちは地元北海道の特性をよく理解しているので、エスコンフィールドやFビレッジを訪れる方々に、どのように楽しんでいただけるかを提案できる立場にあります。ただ、初めて来る方々にとっては、どのように過ごすのがベストなのか迷うことも多いでしょう。そうした方々に向けて、1泊2日や2泊3日の最適なプランを提案するなど、デジタルの力を活用してサポートしていきたいと考えています。
多くの方が野球観戦を目的に訪れていますが、試合後すぐに帰らず、延泊してFビレッジやその周辺のアクティビティを楽しんでいただければ、経済効果もさらに大きくなります。観光ビジネスの観点からは、地域での連泊を促進することが重要です。長く滞在してもらうことで、地域内の消費額が増え、経済が活性化します。そのため、無理なく延泊できるコンテンツを整備し、デジタルで旅をさらに楽しめる仕組みづくりを進めています。
杉谷:なるほど、地域の経済活性化に向けて、滞在期間を伸ばす取り組みはとても大事ですよね。僕自身、現役時代から全国を回っている中で、初めての土地では「どこで何を楽しめばいいのか」がすぐにわからないことがよくありました。そういう意味で、旅行者目線で必要な情報やプランを提案してくれるのは本当にありがたいです。延泊のきっかけが生まれれば、観光地での消費が増えるだけでなく、その地域の魅力をじっくり味わえるようになるのもいいですね。
舘林:おっしゃる通りですね。訪れた方に北海道の魅力を深く楽しんでもらうことが、地域全体の活性化につながると考えています。そのためにも、デジタルの力を活用しながら、より多くの方々に寄り添った取り組みを進めていきたいと思います。そして、このたびSQUEEZEとZENSHIN CONNECTが正式にパートナーシップを結びました。これを機に、北海道をはじめとする地域を元気にする取り組みを一緒に進めていきたいと考えています。杉谷さんにはアンバサダーとして、またSQUEEZEの顔としてもご協力いただき、こうした活動を広く世の中に発信していければと期待しています。
杉谷:そう言っていただけるのは本当に光栄です!アンバサダーとして、自分が感じている北海道の魅力をたくさんの人に届けたいと思います。Fビレッジはもちろん、周辺地域の観光地も含めて「ここは絶対に訪れるべき」というスポットをどんどん発信していきたいですね。そして、ただ魅力を伝えるだけでなく、訪れる人が心から「また来たい」と思えるような体験づくりにも関わっていきたいです。
一緒にこの素晴らしい北海道をもっと多くの人に知ってもらえるように頑張りましょう!
SQUEEZEでは、事業拡大につき、積極採用中!
少しでもご興味がある方は、お気軽にご連絡ください!
(カジュアル面談も大歓迎です)