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【ホテルDX推進事例】〜京王グループ〜沿線の不動産を活用した、新たなコンパクトホテル運営、DX推進を支援

SQUEEZE広報チームです!

本記事では結局SQUEEZEって、どんなことやっているの??を皆さんに知っていただくべく、
当社が取り組む宿泊業界のDX事例をご紹介したいと思います。

今回は京王グループ様との連携によるコンパクトホテル運営についてです。
「暮らすように滞在する」地域とも連携した新しい宿泊体験、コミュニティを創り出すその取り組みをお伝えします!

【概要】
■ クライアント:京王電鉄株式会社様、京王不動産株式会社様
(以下、「京王グループ」)
■ 運営施設:「カリオ蒲田」「カリオ笹塚テラス」
■ 取り組み内容:業務提携(ホテル企画運営・DX推進)


コンパクトホテル運営への新たな挑戦がスタート

京王グループでは2017年より、小型不動産・狭小地活用、街づくりや沿線沿いの活性化を目指し、「KARIO」ブランドをスタート。20室以下のコンパクトホテルの運営は新たな事業領域であり、そのノウハウを持ちながら、次の新規施設開業を任せられるような運営オペレーターを探していらっしゃいました。

そんな中SQUEEZEは2018年に京王グループと業務提携の上、新しい宿泊・滞在スタイルを提案する中長期滞在者向けの宿泊施設「KARIO」シリーズの運営を担っています。

笹塚駅前に所有するビル1棟のリノベーション

カリオ笹塚テラスは京王不動産様が所有する京王笹塚ビルをリノベーションし、施設の一部を宿泊施設として、2019年3月にオープンしました。

本プロジェクトは、10階建てビルの4~6階の3フロアのみを宿泊施設として開業するというプロジェクトです。
アパートメントタイプのホテル運営のノウハウや、宿泊運営管理システム「suitebook」を利用した省人化オペレーション設計などをご評価いただいたことで、SQUEEZEは、「カリオ笹塚テラス」の新規開業にあたり運営オペレーターとして参画させていただきました。

笹塚テラス
カリオ笹塚テラス イメージパース

ビルの4階から6階フロア、18室を宿泊施設へ

カリオ笹塚イメージ画像
カリオ笹塚テラス内観

SQUEEZEがインテリアやレイアウト、オペレーション設計についてのコンサルティングを行い、両社で協業することで、ビルの4~6階部分、18室のみを宿泊施設として活用するという、コンパクトホテルの新たな在り方を実現することができました。
施設稼動後はマーケティング、予約管理や清掃手配にいたるまで、施設運営を丸ごとSQUEEZEにて担っています。

カリオ蒲田においても、クラウド型ホテル運営を実践


2019年2月には、同じ「KARIO」シリーズとしてオープンしていた「カリオ蒲田」の運営をSQUEEZEが担当することとなりました。カリオ蒲田においては、省人化はもとより、フロントの「無人化」へのニーズが高まっており、ここでもSQUEEZEの強みとするクラウド型ホテル運営を生かしたオペレーション設計を行いました。

Minnフロントスマートロック
※写真は当社運営ホテル「Minn」での一例です

フロントにはチェックイン用のタブレットを備え、チェックインシステムと「suitebook」の連携によって、無人でのチェックイン対応が可能となりました。
また、お客様はタブレット画面から、SQUEEZEが提供するオンラインコンシェルジュとビデオ通話をすることができ、ご到着時やご滞在中の問い合わせにも遠隔で対応することができます。

セントラル化イメージ
クラウド運営ソリューション イメージ

カリオ蒲田では、客室の鍵にもスマートロックを採用し、フロントでの鍵の受け渡しも必要なく、またスマートロックをsuitebookと連携することで、よりスムーズな施設管理と顧客体験を実現することができました。

地域とも連携し、「暮らすように滞在する」新たな宿泊体験を

カリオ笹塚テラス、カリオ蒲田共に、駅近くという抜群の立地とその「自宅のように寛げる」居心地の良さ、機能性の高さから、現在も多くのお客様にご利用いただいております。
観光目的だけでなく、近隣にお住まいの方のリモートワーク場所として、ご友人との集まりでのご利用、ビジネスでの長期滞在のご要望も多いことが特徴であり、コロナ禍においてもその多様なニーズを取り込むことで、稼働率80%程度を維持しています。

2016年9月には京王電鉄社と渋谷区がS-SAP協定(※1)を締結し、このような宿泊施設を拠点としたコミュニティづくりをはじめ、住宅・不動産の利活用による沿線の活性化・街づくりをリードしています。

【カリオ笹塚での地域連携の取り組み(京王グループ)】
ビル地下1階には、地域交流ラウンジ「笹塚アキチ!ツナガルラウンジ」を開設。地域の方を対象としたイベントを定期的に開催するほか(※現在は新型コロナ感染拡大防止のため中止)、ラウンジは充電設備やフリーWi-Fiも用意され、誰でも利用が可能です。

アキチ!
地域交流ラウンジ「笹塚アキチ!」

また、渋谷区の障がい者と学生が共同で制作した障がい者アート(シブヤフォント)をルームキーホルダーに採用しています。(サイズ タテ80mm×ヨコ43mm)

ルームキーホルダー
ルームキーホルダー イメージ

今後も京王グループの不動産事業やホテル運営事業ノウハウとSQUEEZEの運営ノウハウのそれぞれの強みを活かしながら、地域の方々とも連携し、「暮らすように泊まる」「暮らすように滞在する」良質な施設の運営を行ってまいります。

※1「S-SAP協定」:地域社会的課題を協働して解決していく「シブヤ・ソーシャル・アクション・パートナー協定」のこと
https://www.city.shibuya.tokyo.jp/kusei/shisaku/ssap/keio.html

【インタビュー】
京王不動産株式会社 営業企画部 金山様、西本様より

iOS の画像 (84)
左から、SQUEEZE/舘林、SQUEEZE/鈴木、京王不動産/西本様

ー KARIOブランドの運営にあたり課題になっていたことはどのような点でしょうか?
課題は、人件費などの固定費をどれだけ削減できるかということでした。通常のホテルのように何百室という客室を抱えているわけではなく、小規模な宿泊施設の場合、運営効率を上げ重い固定費を解消することがビジネスの成功にとって重要なカギでした。

ー SQUEEZEに運営をご依頼いただいた決め手は何だったでしょうか?
決め手は2つあります。まず一つが、予約管理、チェックイン、滞在中のお客様対応、清掃業務管理といった一連の業務を、効率よく、低コストで運営する提案をいただけたことです。もう一つは、社員の方々の業務に対する姿勢です。運営を依頼する前に、SQUEEZEが自社ブランドで運営している物件を見学させていただきました。社員の方とお会いし、お話しをする中で、その熱意や真摯に業務に取り組む姿勢を見て、「この会社であれば」と感じました。開業前から積極的に企画提案をいただき、運営開始後も常により良い施設となるよう改善提案をしてくださり、SQUEEZEにお任せして本当に良かったと感じています。

ー 実際に運営をスタートしてみて、得られた成果としてどんなものがありましたか?
マーケットはコロナ禍で非常に厳しい状況にあります。しかし、そういった中でも、他の宿泊施設と比較して高い稼働率を維持できており、驚いています。事業環境が苦しい中であっても、様々な取り組みを提案いただき、それが実を結んでいると感じています。
また、KARIO蒲田ではSQUEEZEからの提案によりフロントを完全無人化としました。無人化にあたっては、トラブルがあった場合の対応などの懸念点がありましたが、現地での必要に応じた細やかなフォローや遠隔でも対応できるSQUEEZEの強みを活かし、大きなトラブルはなく、コスト効率の向上を図ることができています。

ー 今後の展望や、SQUEEZEヘのメッセージがあれば是非お願いいたします!
厳しいマーケット状況にもかかわらず、おかげさまで高い稼働率を維持できています。また、アフター・コロナ以降、日本国内では旅行需要の回復が見込まれるほか、再び海外からたくさんの旅行者が日本にやってくることが予想されます。常にあたらしい取り組みにチャレンジしているSQUEEZEに我々の方が追い付いていない部分が多く、今後も教えていただくことは多くありますが、将来を見据え、既存の枠組みにとらわれることなく、「新しい宿泊のカタチ」を一緒につくっていくことができればと考えています。

<施設の概要>
カリオ笹塚テラス
■ 所在地 :東京都渋谷区笹塚1丁目56番7(京王線笹塚駅 徒歩1分)
■ 居室数 :18室(3タイプ)
■ SQUEEZE支援領域:コンセプトメイク・企画・運営
■ TEL :050-3185-3466
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